公益社団法人日本演奏連盟

日演連についてAbout Us

ごあいさつ

公益社団法人日本演奏連盟
理事長 堤 剛
Tsuyoshi Tsutsumi

Chairman of the Board
Japan Federation of Musicians


©鍋島徳恭
 日本演奏連盟はおよそ半世紀前の1965年7月12日、それまで個々に活動していた日本のクラシック音楽の演奏家879名が日本演奏連盟という名のもとに集い、誕生しました。
 当時はカラーテレビの本放送開始や東京オリンピックの開催、また東海道新幹線開業といったまさに日本が大きく変貌を遂げた時代でした。演奏家の結集という出来事は、そうした時代の要請であったとも言えると思います。
 以来、日本演奏連盟は演奏家の利益擁護のため、また次世代の演奏家を育成しクラシック音楽文化の種を日本の津々浦々で開花させるため、全国規模で活動を展開してまいりました。
 お蔭をもちまして創立から半世紀以上が経過した今、会員数は3,200名を超える国内でも有数の団体に成長しました。これもひとえに音楽を愛する全国の皆様のご支援の賜物と心より感謝を申し上げます。
 半世紀を超える歴史の中で、私たちは東日本大震災という未曽有の大災害を経験しました。尊い命が多数失われ、多くの人々があの日以来の避難生活を今も続けておられます。東日本大震災は東北地方に癒しがたい大きな爪痕を残しました。そして2020年には新型コロナウイルスという未知のウイルスによって世界中が目に見えない感染症の脅威に直面しており、演奏家は長期にわたって芸術活動の場を失うなどかつて経験したことのない日常が続いています。
 しかしこのような時代だからこそ、私どもは音楽を通して社会に貢献するために日々の努力を続け、音楽が人々の活きる支えとなるよう活動を続けてまいる所存です。
 今後とも、私どもの活動に何卒ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。