新進演奏家育成プロジェクト
リサイタル・シリーズ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シリーズTOKYO147日置ひと美ピアノ・リサイタル

2025年11月18日[火曜日]19:00開演(18:15開場)
東京文化会館 小ホール アクセス
出演者
ピアノ:日置ひと美
曲目
- シューマン
- 暁の歌 作品133
- ブラームス
- 創作主題による変奏曲 ニ長調 作品21-1
- ブラームス
- 4つの小品 作品119
- シューマン
- 8つのノヴェレッテン 作品21

日置ひと美 Hitomi Hioki/ピアノ
- 愛知県出身、3歳よりピアノを始める。 愛知県立明和高等学校、愛知県立芸術大学を卒業後、渡独、国際的ピアニスト河村尚子氏に師事し、2015年ドイツ国立エッセン・フォルクヴァンク芸術大学修士課程(プロフェッショナルパフォーマンスコース)を首席で修了。室内楽をマティアス・ディーナー氏に師事。ブラームス国際コンクール(墺)セミファイナリスト、ピアノキャンバス国際コンクール(仏)ファイナリスト、21Century Talents Music Competition(Canada)第2位、World Classical Music Awards第1位、第1回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA金賞、第8回同 アジア大会銅賞、ピティナピアノコンペティション第28回Jr.G全国大会銅賞、第15回KOBE国際音楽コンクール第1位、第1回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール第3位など数々のコンクールで受賞。セントラル愛知交響楽団との共演や、ドイツのボッフムにて行われたルール音楽祭、その他ヨーロッパ各地でソロリサイタル、室内楽コンサートに出演し好評を博す。ティル・エンゲル、ヴァディム・サハロフ、安原直美、西尾学、清水皇樹、清水敦子、杉浦日出夫、御木本澄子、岡本草子、本村久子、熊谷恵美子の各氏に師事したほか、ドミトリー・バシキーロフ、ジャック・ルヴィエ、ジャン=マルク・ルイサダ、ピオトル・パレチニ、ミヨコ・ロット各氏ら世界的ピアニスト、教授陣のレッスンも受講。2016年よりドイツのWerner Richard-Dr.Carl Dörken音楽財団の奨学生となる。7年のドイツ留学を経て現在は日本を拠点とし、コンクール審査等、後進の指導にもあたる。2021年12月には、Octavia Records よりデビューソロアルバム「Chopin Eyes」をリリース。レコード芸術誌「準推薦盤」、音楽現代誌「注目盤」、stereo誌「優秀録音盤」に選出され各紙に掲載される。
オフィシャル・ホームページ https://hitomihioki.com/
©Shigeto Imura
チケット
全席自由 | |
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料金 | ¥2,500(消費税込) |
申し込み方法
お電話でのお申込み
お申込先 |
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受付時間 | 平日 10:00~18:00(土日祝は休み) ※やむを得ぬ事情により、休業もしくは営業時間が変更となる場合がございます。 |
お支払い |
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その他お取り扱いプレイガイド
文化会館東京文化会館 03-5685-0650
https://www.t-bunka.jp/tickets/
イープラスイープラス(スマートフォン/PC/ファミリーマート店舗)
https://eplus.jp/
主催・制作
公益社団法人 日本演奏連盟
日置ひと美より
「シューマン&ブラームス~クララへの愛~」
ドイツ音楽の伝統を守る者として支え合った、ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームス。この偉大な2人の音楽家を語るうえで切っても切り離せない存在であるクララ・シューマンへの愛から生まれた音世界にふれて、一人でも多くの方に心の彩りと豊さに満ち溢れる時間をお伝えできれば幸いです。
名ピアニスト、クララ・ヴィークの父親からの猛反対を乗り越えクララと結婚し、精神疾患を患いながらも無名だった青年ブラームスの演奏を初めて聴いて、「ベートーヴェンの後継者だ!」と絶讃し世に送り出したシューマン、そんなシューマンに揺るぎない尊敬をし続けたクララとブラームス、悲劇的にも愛する夫シューマンを亡くし7人の遣児を育てながら休みなく演奏旅行を行うクララを常に献身的に支え続けたブラームス。音楽を通して励ましあった3人は物理的には遠くにいる時間のほうが長かったかもしれませが、彼らは生涯にわたり800通以上もの手紙のやりとりをしていました。
シューマン夫妻とブラームスの類い稀な深いつながりに、彼らをとりまく当時の人々と同じように私自身も感動と勇気を与えられ、どんなに苦しい時も寄り添ってくれるこの感情を自分の音で証明し表現していきたいと強い覚悟を持ちました。それからドイツ留学中の論文でもテーマにして取り上げたり、大好きな3人の作品を集めたコンサートで度々演奏してきました。
このプログラムはシューマンとブラームスの最後のピアノ曲、ブラームスの若き変奏曲、メインには全曲通して演奏されることの少ない、"短編小説"という意味をもつ壮大な冒険物語をイメージしたシューマンの傑作『8つのノヴェレッテン』を選曲しています。彼らの楽曲から、2人が生涯をかけて想いを捧げたクララへのそれぞれ互いに絡まる心情とともに、クララがそこに浮かび上がるような深い愛と秘めた情熱、美しい絆をめぐるひと時をお届けします。
たくさんの愛、感謝を込めて...皆様と東京文化会館でお会いできることを心待ちにしています!